延床面積 １１，５４１㎡
竣工時期 ２０１３年８月（第二工場）

・既存第一工場に隣接した新棟増築により生産能力増強を図るとともに、各棟の役割分担により生産品種対応能力もアップさせる。
・衛生区画を考慮した作業動線、入退出管理
・原材料入荷から最終製品出荷まで、ラインロスを最小限に抑えるレイアウト構成
・省エネへの取り組み
　　洗浄水の回収・再利用、蒸気ドレンの熱回収、各所防熱施工による熱ロス低減
　　コントロール弁・定流量弁による節水及びユーティリティ使用量低減
・微酸性電解水（ピュアスター設備）導入による製造ライン及び生産環境の衛生管理

・ドライフロアによる衛生環境確保

・メンテナンスのしやすさ
　～将来の機器入替に対応したレイアウト
　～配管敷設エリアを設けて生産エリア衛生環境を向上
　～メンテナンスフリーバルブ導入、機器を統一して予備品管理点数削減

（２階　配管・ダクト敷設エリア）

（中央監視コントロール室）
・生産設備自動化により各設備をコントロール室で集中管理
・品種管理を自動制御システムで行うことにより作業ミス・コンタミを防止
・バルブ類を常時監視することにより機器異常の早期発見が可能
・トータルＦＡシステム「スタジオーネ」の導入により、上記項目と多種多様な生産を
容易に実現

（生産設備制御盤：製造室内設置）
・制御盤を動力盤、バルブ盤、アナログ盤などの用途別に振り分けることで将来の設備増設や改造にも対応

・企画設計から工事施工、試運転まで同じ担当者が一貫してトータルサポート
・プラント技術部（生産設備工事担当）とシステムコントロール部（自動制御工事担当）との連携を活かし、工場稼働準備の試運転調整段階から参加型オペレーター教育を実施
～お客様の工場運転スキルを高めることでスムーズな工場稼働立ち上げを実現

（サージタンク室）

（充填室）

・本工事は工種毎に各業者が分離形態で携わりました。弊社：生産設備工事のほかに、建築工事、立体冷蔵庫工事、各種ユーティリティ設備工事、用水排水処理設備工事、充填設備工事、コンベア搬送設備工事、洗剤供給設備など、多種にわたりました。
そのため、工事を円滑に進めるためには全体工程会議での協議が非常に重要となります。
弊社は工事全体の管理をすることも多く、その経験を活かしてお客様の取りまとめをサポートし、各社協力して新工場完成を迎えるお手伝いができたと感じております。

・新工場建設工事は、既存工場での実績と更なる省力化・省人化、大量生産をテーマに設計施工に携わっていただき計画通りに操業を開始することが出来ました。弊社の建設メンバーも一緒に設備試運転を行い、課題の解決と本生産に向けた繰り返しの確認を実施し、我々と業者の皆さんで立ち上げ、商品をお客様に届けられたことは非常にうれしく思います。