Vol.5
経済性
24時間暖めるのが効果的
高断熱・高気密住宅にとっては、24時間連続暖房が効果的です。意外でしょうか。高断熱・高気密住宅では一度室内が暖められると熱が逃げにくいため、一定の温度を保つのに小さな暖房器で大丈夫です。それに比べ、つけたり消したりする間欠暖房では、一度冷え切ってしまった室内をはじめから暖める必要があるため、大きなエネルギーが必要になります。この場合、大きな暖房器でなければ対応できなくなります。たとえていえば、24時間暖房は小型自動車でのんびり運転している感覚。間欠暖房は大型トラックで急加速急停止を繰り返している感覚でしょうか。高気密・高断熱住宅の特長を生かした暖房方法の選択は、快適性はもちろん経済的にもメリットがあるのです。
室温コントロールで、無駄なエネルギーをカット
家全体を暖房するセントラルヒーティングですが、ぜひ室温コントロールができるタイプを選びましょう。例えば家族みんなが集まるリビングなどは20℃前後、おばあちゃんやおじいちゃんの部屋は22℃、寝室は16℃、子供部屋は18℃などと、部屋に応じて室温を設定することで無駄なエネルギーをカットできます。パネルヒーターには手動バルブのほかに、室温を感知して自動的にコントロールできるサーモスタットバルブが装備されています。