食品プロセスの単位操作
このプロセスの主要な目的はミルク中のゴミを除去することです。もし条件が良ければ白血球やバクテリアを減らすことにも効果的です。全ての遠心分離機にクラリフィケーションの効果がありますが、クラリファイヤーとしては大流量が必要です。最適温度はコールドミルクで8℃、ホットミルクで50~60℃です。より微小な粒子を除去する場合は処理温度を上げます。
多くの国でミルク中のゴミに関する基準はありませんが、白血球やバクテリアに関する基準値はあります。
目的はミルクから脂肪球を分離することです。分離温度は通常50~60℃です。ただしクリームの品質を重視する場合は更に高い温度を使います。クリームの濃度は20~70%で調整可能です。
ホエイセパレーターを長時間最適条件で運転するには、ファインカードを事前にクラリファイヤーで除去する必要があります。これによりセパレーターの能力は、クラリファイヤーと同等になります。
ホエイには0.15~0.4%の脂肪が含まれています。この脂肪を除去する場合、密閉式のホエイセパレーターで35℃以下の温度により30%以上の濃度のクリームを製造します。
コールドミルクセパレーション(4~5℃)はミルクの加熱が望ましくない場合に使用します。
バクトフュージはミルク中のバクテリアの除去のために使用します。このプロセスはチーズミルクや粉乳、低温殺菌乳、市乳、クリーム、受け入れ等の用途に使用されています。処理温度は用途により異なりますが、50~65℃です。除菌効率は嫌気性菌で98~99.5%です。
※その他、飲料やフルーツジュースの抽出、清澄及びピールオイル濃縮用の分離があります。
FRPX 710セパレーターは、ワイン、フルーツジュース、飲料等の清澄用に設計されました。