排水時にゴボゴボと不快な音がしたり、下水臭がしたりと、日常生活で起こる水回りトラブル全てが、ドルゴ通気弁の設置によって改善されるわけではありません。ドルゴ通気弁は排水管内に充分に空気を取り入れる事ができていない=「負圧」の状態で生じるトラブルを改善するものなのです。
では、排水管内が負圧か正圧かを調べるにはどういった方法があるのでしょうか?実は、ビニール袋1つで簡単に調べることができるのです。
必要なものはビニール袋のみ。
例:トイレを流したときに手洗い器からゴボゴボ音がする場合。
手洗い器の排水口にビニール袋をあてがい、トイレを流すだけで判断できます。
それでは、洗面台のSトラップ排出管に「MDW-32N(洗面・手洗器用)」を取り付けた場合の「水の流れ」の変化を見てみましょう。(自己サイフォン作用が起こっている場合)
※器具排水管が満流状態になるような場合、サイフォン力によりトラップ封水が排水管内に引き込まれることを自己サイフォン作用と言います。
*排水終了(時)とは、器具内のたまり水が排水口から流れ切った時点を指します。
通気トラブルの原因とその確認方法については、動画でもご覧いただけます。