ドルゴNews Vol.7 ドルゴ通気弁の歴史

ドルゴ通気弁の歴史

ドルゴ通気弁は、1975年スウェーデンのドルゴ社で開発されました。同社のあるストックホルムは、日本の札幌に近い気象条件の都市で、厳寒期には屋外の排水通気管が凍結・閉塞するという問題を抱えていました。その問題を解消するため、排水通気を屋内で処理するという新しい発想のもとに、ドルゴ通気弁を開発、世界で初めて排水通気を屋内処理することを可能にしました。以来40年以上経過した現在まで、経年変化による交換事例はありません。

日本における通気弁の歴史

日本国内においては、1983年の試験販売スタートから40年以上の歳月が流れ、弊社通気弁の累計販売個数は500万個に達しました。

1983年:試験販売スタート
1987年:ドルゴ通気弁第1回建設大臣認定取得。伸長通気管頂部への設置が認められる。国内正式発表。
1990年:ドルゴ通気弁第2回建設大臣認定取得。ループ通気への使用にも対応し、適用範囲を拡大する。
1996年:器具あふれ縁下設置を可能にしたミニドルゴの発売
1997年:ミニドルゴで建設大臣認定取得
2003年:ピット内での排水通気処理を可能にした低位通気弁の発売
2009年:戸建住宅・低層アパート向けにドルゴプラスの発売
2019年:最小サイズの低位通気弁PICOの発売
2021年:PICO-Kの発売

以上のようにこれまで、公的機関による性能評価の確認、新商品の拡充に努めてまいりました。
 ドルゴ通気弁の歴史を振り返ると、導入当初にはフィールド試験や公的研究機関による性能評価試験を行い、1987年に建設大臣認定(38条認定)を取得。その後、2000年の建築基準法改正により38条認定が削除され、メーカーが独自で性能確認・品質保証を行うこととなりました。
 弊社は通気弁のみを販売するのではなく、通気弁を通じて獲得した排水通気システムのノウハウや技術力を活かし、エンジニアリング会社としてお客様のニーズに応える製品を供給し続けたいと考えます。

通気弁販売数量の推移

通気弁販売数量の推移

menu