通気弁の役割と原理をご理解いただいた上で、選び方についてご説明します。
排水の通気管は屋外に開放することが基本ですが、「臭気を出せない」や「工数削減」、さまざまな理由で通気弁が採用されます。
通気弁の選び方のポイントは 「設置場所」と「サイズ」の2点です。
①器具あふれ縁より上なのか、下なのか
②器具あふれ縁より上→屋内なのか、屋外なのか
器具あふれ縁より下→排水管なのか、収納庫内の器具トラップ排出管なのか
③但し、排水立て管に接続される最下階の排水横枝管には設置できません
基本は以下の2点です。
①排水立て管上部の伸頂通気管の頂部に設置する場合、排水立て管の管径と同径以上のサイズ
②排水横枝管に設置する場合、排水横枝管の管径の1/2以上のサイズ
極力、器具あふれ縁より上に設置する商品をお選びください。止むを得ず低い位置に設置する場合のみ低位タイプを選定します。
ミニドルゴとLPD-PICOは、通気量が少ないため不足を補うアフター用商品としてお考えください。それぞれの通気量は以下の通りとなります。